主賓の結婚式スピーチ

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職場の部下の結婚式でスピーチを頼まれたら、どのようなことを話そうか迷いますよね?

今回は、結婚式のスピーチについてご紹介します。

 

スピーチの構成は、

①自己紹介

②祝辞

③新郎(新婦)の人柄が分かるエピソード

④はなむけの言葉と締め

で構成されます。

 

①自己紹介

スピーチの前に司会者から会社名や肩書きの紹介がありますので、簡単に済ますのがよいでしょう。

例「ただいまご紹介いただきました、新郎(新婦)の上司にあたりますの〇〇でござます」

 

②祝辞

新郎新婦だけでなく、ご両親やご親戚の方にもお祝いの言葉を述べます。

また、招待していただいたことのお礼を述べるのもいいですね。

例「新郎くん、新婦さん、ご結婚誠におめでとうございます。

そして、ご両家ご親族の皆様、心よりお祝い申し上げます。

本日は、このような素晴らしい披露宴にお招きいただき、誠に光栄に存じます。」

また、会場にはスピーチをする自分よりも社会的地位の高い方や、年配者もいらっしゃいますので、

そのような中、自分が主賓として挨拶をすることに対して、「僭越」の意を伝えましょう。

例「誠に僭越ではございますが、ご指名を賜りましたので一言お祝い申し上げます」

自己紹介と祝辞が終わったら、新郎新婦や両家、親族に着席を促します。

 

③新郎(新婦)の人柄が分かるエピソード

新郎新婦の人柄が分かるエピソードを話します。

職場の上司であれば仕事ぶりなどを話すとよいでしょう。

会社の説明は短く簡潔に行い、新郎新婦の普段の仕事ぶりをメインに話しましょう。

 

④はなむけの言葉と締め

新郎新婦への励ましの言葉を送ります。

自身の経験や、ことわざ、名言、格言などを送るのもよいでしょう。

ただし、ことわざや名言、格言は一つに絞りましょう。

素晴らしい名言や格言もいいですが、自身の経験や実践していることを伝えるのは

とても説得力のあるはなむけの言葉になりますね。

そして、最後にもう一度お祝いの言葉を述べて締めます。

 

スピーチ全体としては、3分以内に収まるようにしましょう。

また、「別れ」「終わる」「離れる」「繰り返す」など、結婚式にふさわしくない言葉や、

そのようなことを連想する言葉は避けましょう。

 

スピーチを考えるのは大変ですが、部下の新しい門出を心を込めてお祝いする気持ちを大切に、

心に響くスピーチを送りたいものです。

 

日本サービスマナー協会では、ビジネスシーンでのお困りごとや疑問を、

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